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高見屋敷  ~渋茶爺の戯言~

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2011年 06月 09日

銘店

言わずと知れた田舎の銘店。
『いろは』

このお店、イマドキ珍しい「無音」な空間です。
BGMもテレビも、ラジオもなし。
お客さんも、じーーーーっと静かにしてる。
テーブルの上にはコショウと灰皿だけ。
ティッシュや爪楊枝は置かれていません。
接客の名物女将さんがパワフルさには、初めて行ったら、ちょっと面食らうかも。
決して怖い女将さんではありません。
ハキハキ・サバサバ、テキパキ!
相席は当然。
座る席も女将さんの仕切りです。
注文は女将さんに聞かれてから・・・あは
賛否両論ありますが、そのテキパキさが静かで従順な(?)お客を作り、且、変に客に媚びない店。
だらしないお客、面倒臭いお客、マナーの悪い客がいない。
これは今時の店ではなかなかない難しいことかも。
(最近の店は、客を大事にしすぎるあまり、図に乗った客が必要以上に偉そうにしてますから)

店内は、古いながらも本当によく掃除されてます。
「お店を愛してる人が手入れしてるんですよ」という感じがする。
テーブルも椅子も五十年前のまま。
天然木製で、べたべた汚い感じがしない。

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品書きは「らあめん」「いろは特製らあめん」「カツ丼(限定5食)」だけ
麺は手打ちのストレート麺、スープは鶏ガラベース。
注文して少しすると漬物が出されて(麺を湯がき始めた合図)、少しすると麺が運ばれてきます。
素朴な昔の中華そば。
五十年以上変わらぬ味。
爺の味覚の原点はここなもので・・・・

by shibutya | 2011-06-09 20:17


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