高見屋敷  ~渋茶爺の戯言~

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2010年 12月 15日

「 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる!? 」(2)

数日後の週末、晩酌でほろ酔い気分の爺のところに ピンポ~ン♪ と軽やかなチャイムが・・・
「宅急便でぇ~す」の言葉にイソイソと玄関に。
其処には、大きな段ボール箱を抱えた凛々しい青年が満面の笑みを浮かべて立っていた。
酔いで震える手で伝票に(蚯蚓が酔っ払った様な)サインをし、
何食わぬ顔で宅急便の青年を見送るや否や、
眼は血走り、舌舐め擂りし涎をたらして今にも子羊に襲い掛からんとする、
バンパイアと化した自分がいた。
そういえば、あの日は月夜であった。。。。

そそくさと、開封し『憧れの500mm』と御対面~ん!!!
爺をあざけるかのように威風堂々とアルミケースの中に鎮座した『白いバズーカ砲』
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あなたと会える日をどれだけ首を長くして待っていたことか。
言葉はいらない。
しばし、言葉にならない感動がジィ~ん・・・と体中を駆け巡っていた。
ふと、吾に帰り気を取り直したようにレンズに手を伸ばし太く重い鏡筒を擦りながら
恋焦がれたレンズに頬擦りをする どう考えても気持ワリィ~爺の姿がそこにあった。
(ぢぶんで想像しても反吐が出る!)
しかし、どんなに抱きしめても所詮金属とガラスの無機物の固まり。
鏡筒から暖かい温もりを感じる訳でもなく、自分の頬っぺたの冷たさにすっかり酔いは醒めていた。
早速レンズを装着し試し撮り。
しかし、撮れる絵はピンボケばかり・・・
最短撮影距離5mで、室内しかも光源は蛍光灯。
襖を開け二間続きにして床の間の花瓶を『カシャ!!』
『まあ、今日のところはこんなところで許してやろう』と、池野めだか風に、
アルミケースに納め逸る気持ちを抑えながら床に就く爺だった。
御多聞に漏れず、小学生の遠足の前晩のような興奮とワクワク感で
なかなか寝付けなかった事は言うまでもない。
翌朝は、四時半に目覚めバズーカ砲を抱え、2件先の電線の雀を後から激写!
おおおおおおおおおおおおおお!
雀のオシリの穴がくっきりと写っている。

AFは胸が空く程速い!
吐出す画はゾクッとするような色彩!
「買って良かった!」
思わず口にした言葉だった。
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by shibutya | 2010-12-15 07:30 | 回顧録


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